今まで当院では、お灸は「台座灸」を使用してきました。
台座灸は肌に直接もぐさが触れないように、台がついたものです。
火傷や水ぶくれを防止し、温度の伝わりが緩やかなのが特徴です。
ですが、この冬からはお灸を「直接灸」に変更しています。
この「直接灸は」、もぐさを半米粒大(お米の半分の大きさ)に
練って、皮膚の上で燃焼させる昔ながらのお灸です。
皮膚に対して熱刺激がしっかり伝わり、また刺激の強弱が
術者の方でコントロールしやすいのが特徴です。
そしてお灸をのせる前に、皮膚に「紫雲膏」という軟膏を塗ることで、
火傷や水ぶくれの防止になり、かつ紫雲膏に配合されている
「紫根」「当帰」の成分により、血行を促進し、炎症を鎮め
皮膚機能を回復させるという、とても良い効果が期待できます。
当院は、「鍼」と「お灸」だけの鍼灸院です。
ほかの多彩な技術やメニューを持った鍼灸院さんとは違い
非常に簡素なメニューしかありません。
しかしながら、それがきっと、当院の強みだと考えています。
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